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INTERVIEW

北海道の食品とコスメを並べて販売し、呼び込み効果を

“Hokkaido Showcase” インタビュー

Fusion Cosmetics
Lynn Tan さん

“ナチュラル”にこだわった海外ブランドの化粧品を輸入・販売

弊社は2003年にシンガポールで化粧品の事業をスタートし、現在は国内各地に5店舗を構えています。海外ブランドを10種類以上取り扱い、そのほとんどはフランスのブランドです。事業は順調で、スタート時には4名だったスタッフも、今では80名になりました。日々の業務をこなしている内に、気が付いたらこうなっていたんです。スタッフに恵まれたことも、大きな成功要因のひとつですね。創業以来、ずっと勤務しているスタッフも多く、そうした私の右腕となって働いてくれるスタッフと、確かな信頼関係を築いています。

取り扱い商品はスキンケアやヘルスケア、サプリメントなどです。日本には自国のコスメブランドが確立していますが、シンガポールは国際色が豊かで、どこの国の化粧品でも受け入れる環境があります。逆にいえば、ターゲットが絞れないというのが難しい部分でもありますね。私が化粧品に関してこだわっているのは、“natural”な原料を使っているという点です。そういう意味では、とてもニッチな市場といえるでしょう。フランスのブランドは決して安くはないので、商品はそれなりの高級感ある場所に置く必要があり、百貨店やドラッグストアなどに並べています。スーパーやコンビニなどには置いていません。

韓国に押され気味の、日本のコスメブランド

シンガポールの人が求めるコスメは、多様化しています。とにかく高いクオリティを求める人もいれば、ブロガーの批評を見て購入する人、セレブリティを広告塔とした韓国コスメを買い求める人、ディオールやシャネルなどブランドコンシャスな人もいます。

日本製品の評価はどの分野においても高く、「日本の製品はクオリティが高く、素晴らしい」というイメージが定着しています。価格の高さに関しては、それだけクオリティが高いと評価されているので、販売する上ではさほど問題にはならないでしょう。日本そのものがブランドとなっていて、不動の地位を築いていますから。

ただし、ここ5年ほどは韓国コスメがシンガポールへすごい勢いで流れ込んできているため、日本の化粧品は低迷気味ですね。それはなぜかというと、まずは言語です。韓国の化粧品は元々グローバル展開を見据え、すべて英語表記になっていますが、日本の化粧品はナショナルブランドのもの以外、日本語表記のままのものがあります。英語で使い方の説明が書いてあっても、小さい文字で見にくく書かれているものも少なくありません。そういう点では、手に取りにくく、扱いづらいという印象があります。また、韓国のイメージ戦略が功を奏しているのも、シンガポールで受け入れられている要因でしょう。韓国の化粧品はブランドの広告塔を使うなど、セレブレティを打ち出しています。安くてパッケージも可愛く、ブランディングもしっかりと確立されているのです。

北海道のユニークな食べ物と化粧品とを並べて販売

北海道はシンガポールの人々の間でも人気のスポットで、「食」「美しい風景」「休暇を楽しむ場所」というイメージが強くあります。私自身も二回行ったことがあり、とても大好きな場所です。ただし正直なところ、北海道の「食」には皆興味を示しても、化粧品やサプリメントといった「美と健康」のイメージとはつながらないようです。北海道のおいしい食べ物を食べるためには行列にならんでも、北海道の化粧品を買うために並ぶことはありません。シンガポールで北海道の化粧品を売るためには、もう少しアイデアを練る必要があるでしょう。たとえば北海道のユニークな食べ物と化粧品とを並べて販売すると、化粧品売場に人を呼び込む良いきっかけになるのではないでしょうか。

ホスピタリティあふれる加藤氏との、忘れられない出会い

加藤さんと初めてお会いしたのは、起業家の世界的ネットワークであるEO(Entrepreneurs Organization/起業家機構)の北海道イベントに参加した時のことです。お互いまったくの初対面であるにも関わらず、加藤さんはとにかく親切で、私たちをいろいろな場所に案内してくれたのです。その溢れんばかりのホスピタリティには、深く感動しました。

今振り返っても、そのイベントは私にとって本当に忘れられない体験となりました。だから、彼がシンガポールに来た時には、今度は私が彼に何かをお返ししたいと、いつも思っています。仕事でもプライベートでも、シンガポールのことなら私がご案内して、“おもてなし”のお返しをしたいですね。

弊社代表・加藤とリンさん

弊社代表・加藤とリンさん